日本における宝くじの歴史というものはとても古いものとなります。つまり、それだけ親しまれてきた証拠でもあります。その歴史を少しだけ紐解いてみましょう。日本における宝くじは富くじというものが始まりとなります。それでは富くじとはどんなものだったのでしょうか。
意外にも金銭のやりとりはそこにはなかったのです。起源は江戸時代初期まで話は遡ります。現在の大阪府にある瀧安寺というお寺に僧侶がいました。その僧侶が正月にお守りを授けるのですが、その授ける人間を当選者とし、抽選をおこなったとされています。
また、その授けたお守りというのが幸運をもたらすお守りということで富くじの起源となったとされています。その後は紆余曲折をたどります。1692年に徳川幕府が富くじの発令を禁止しました。その後、寺社にのに富くじの発売は許可され、長く続けられていましたが、1842年の天保の改革で富くじは一切の姿を消すこととなります。
太平洋戦争終結まで100年以上の時を経て、1945年の10月に政府第1回宝籤が発売されました。名前の通り政府が管轄をし、戦後のハイパーインフレを防ぐことがその目的とされました。このときの一等の賞金は当時の金額で10万円だったと言われています。
その後、各都道府県が独自で宝くじを販売していきます。というのも、政府が、戦災によって荒れてしまった地方の復興資金を調達するために自治体に提案したことがはじまりであり、その名残が現在の宝くじというものになります。